「歌声カフェ」始めた山北婦人会の会長を務める 関 優子さん 山北町山北在住 72歳
無理なく 楽しく
○…童謡や懐メロ、季節の歌などを約1時間歌う「歌声カフェ」。性別、年齢に関係なく参加できる集いを、7月と9月に山北町生涯学習センターで今年初めて開催して、30人前後が参加した。「歌は脳トレにもなり、私たちを励ましてくれる心の栄養になります」と手ごたえを感じている。2カ月ごとに開催し、次回は11月の予定だ。「楽しむことを一番大切にしているカフェです。どなたでも気軽に参加していただければ」と呼び掛ける。
○…婦人会には30年程前に入会した。2020年に会長に就任し、間もなくコロナ禍に見舞われた。活動が制限される中、川村小学校への台ふきんの寄付や地域イベントでの廃油せっけんの配布など、できる活動を続けてきた。今年の会員は28人。さまざまなボランティア活動を行い、地域のイベントなどにも積極的に参加する。「今年のひな飾りは、小物や手芸品を生涯学習センターに展示し、好評だったのですよ」と紹介する。
○…山北生まれの山北育ち。4人の子どもを育て上げ、夫と長男夫妻、小学校5年生と1年生の女の子の孫と同居する。趣味は旅行。友人たちと海外旅行や、近場の温泉などに出かける。「美味しいものを食べ、気の合うな仲間との旅行が一番楽しいですね」と優しく微笑む。
○…現在は、地元で介護の仕事に就く傍ら、矢車草の会(車椅子レクダンス普及会)にも参加する。これまでも、食生活改善推進団体連絡協議会いくみ会や町の健康普及員などの奉仕活動に積極的に関わってきた。「山北は歴史や伝統が受け継がれる地域。そうしたものを大切に、地域にできることはなるべく協力していきたいです」と話す姿から、強い地域愛が感じられた。
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