子どもの健やかな成長を願い、大井町で70年以上行われる伝統行事「七歳の祝い」。「素晴らしい行事を後世に残していきたい」と関係者は話す。
この祝いは、日本の伝統行事「七五三」にちなみ、子どもの健やかな成長を願い、町内在住の次年度の小学校への入学を祝うもの。大井町によると1950年代初頭、町の婦人会が行ったものが始まり。84年から町が主催している。足柄上地区の他の自治体では同様の行事は行われていない。
婦人会主導で行っていた72年の町の広報には、大井・相和2小学校を会場に行われた様子があり、子どもたちは千歳飴をもらい喜ぶ姿が記録されている。町の主催になって以降は、子どもたちが一堂に集まり式典を行う形式になり、劇の鑑賞、歌やダンスなどを行うようになった。
現在記録に残る大井町の7歳児数は、2000年代初頭は200人強で推移していた。ここ数年は少子高齢化により6割近くに減少している。自身も祝いに参加した経験を持つ夏苅一壽教育長(72)は「大井町は説目の年を大切にする風習が息づいていますので、こうした伝統行事を大切にしていきたい」と話す。
今年は11月14日(木)、生涯学習センターで午前10時から、町内125人を対象に行われる。
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