松田いきいき元気の会の会長として高齢者の居場所づくりに取り組む 辻村 進一さん 松田町松田惣領在住 76歳
明るく楽しく前向きに
○…明るく、楽しく、前向きにをモットーに、高齢者の居場所づくりや生活支援に取り組む「松田いきいき元気の会」。指導・運営を行う会員は32人。月に8〜13回程度、会員が谷戸や宮前など地域の集会施設(公民館)で健康教室を開催し、フレイル・認知症予防・健口体操、脳トレ、筋トレなどを行う。「5月には累計の参加者が松田町の人口と同じ1万200人を超えました。会員の皆さまが地道にやってきたおかげです」とにっこり。
○…会の発足は2016年。町の介護予防サポーター養成講座受講者有志で立ち上げた。自身は発足当初から会長を務める。会員は県オーラルてフレイル推進員研修などを受講し、指導が単調なならないよう新しい内容を取り入れ工夫する。一昨年からは、参加の効果を把握するためフレイル測定会を始めた。「筋肉量や運動能力がアップするなど、効果が出ている人が大勢います。効果がわかると前向きになれますね」
○…開成町生まれ。4歳の時に松田町に引っ越してきた。学生時代は陸上の長距離選手として活躍し、関東大会出場の経験をもつ。さがみ信用金庫を退職後は、小田原医師会の事務局長も務めた。趣味は登山で、日本百名山の半数以上を踏破した。「地元の金時山には4700回以上登っています。年間363回登った年もありますよ」と少し誇らしそう。
○…地域活動にも積極的に関わり、自治会長、松田オレンジ(認知症)カフェの理事、県実業団陸上競技連盟の副会長などを歴任してきた。「県西地域は温暖で、自然豊かな終の棲家には申し分のない地域です。恵まれた環境に住んでいますので、長く健康に暮らせる手助けをしていきたいです」と力強く話した。
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