7月23日から行われるインターハイ陸上競技全国大会に出場する
篠原美羽（みう）さん
大井町山田在住　17歳

好きな陸上を楽しく全力で

　○…東海大相模高のリレーメンバーとして出場したインターハイ予選の南関東大会で、４×１００Ｒで２位、４×４００Ｒで４位に入賞し、７月23日から行われる全国大会の出場を２年連続で決めた。昨年インターハイの４×４００Ｒは準決勝で敗退。今年は両種目とも昨年よりタイムが良く、上位進出が狙える。「支えていただいている人たちの期待に応えるためにも、２種目とも決勝に進み、入賞を目指したい」と目を輝かせる。

　○…幼稚園の時から足が速かったが、陸上を本格的に始めたのは湘光中学校に入学してから。才能はすぐに開花し、３年の時には２００ｍで全国の舞台も経験した。県内屈指の陸上強豪校である東海大相模高に進学。１７０cmと恵まれた長身と長い足を生かし、個人では２００ｍを主戦場に、リレーともに全国の舞台で活躍する。「課題は最後50ｍの踏ん張り。先生の助言で１００ｍにも挑戦しています。今はできることは何でも取り組み、少しでも上を目指したいですね」

　○…兄と妹との３人きょうだい。普段は友人と話すのが大好きな女子高校生だ。自宅ではお気に入りの恋愛系ドラマを見て、疲れを癒している。編み物が趣味で、小物や携帯ストラップなどを作り、友人たちにあげている。「好評で、喜んでくれるのを見るとうれしくなります」と優しく微笑む。

　○…大学、社会人と競技を続けたい意向はあるが、「まずは高校生活で、全国で戦える実力をつけたい」と現状を見つめる。チームメイトの同学年は、インターハイ優勝者などもいる黄金世代。「今は陸上をしているのが何より楽しく全力で取り組めています。素晴らしい仲間たちと競えるのは恵まれています」と話した。