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2021年出荷目指す 真鶴で試験養殖 生食用イワガキ

経済

掲載号:2019年1月25日号

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指導に訪れた島根県海士町の関係者(左の2名)と地元漁協関係者
指導に訪れた島根県海士町の関係者(左の2名)と地元漁協関係者

 真鶴町が試験養殖に取り組むイワガキが着々と育っている。名産地でもある島根県海士町との交流をきっかけに4年ほど前から取り組み始めた事業で、約1cmだった稚貝が13cmほどに成長していることが分かった。

海士町が協力

 今月21日に海中から引き揚げた貝を開くと、中から海水が流れ出し、プリプリとした身が現れた。町は毎年6千個の稚貝を海に入れており、サンプルは2015年度スタートの、いわば1期生だ。

 関東でイワガキ養殖に乗り出している自治体は真鶴しか知られていない。2年ほど前にイワガキの名産地・島根県の海士町(隠岐諸島)とも包括的連携協定を結んだ。この日は同町の種苗センターと生産会社の関係者が指導に訪れ「栄養をためているのが分かる。甘くて美味しいと思います」と評価した。現在岩ガキはロープで海中に垂下されており、地元の岩漁協が定期的に引き上げ、フジツボなどを削り落とすといった世話を続けている。昨年は台風が襲来し関係者を心配させたが、幸い被害は少なかった。

滅菌のため岩に新施設

 真鶴町が目指すのは生食用で、その前に安全面の基準をクリアしなければならない。お手本の海士町は衛生管理や検査を徹底しており、海に流れこむ雨が一定量降っただけで出荷を一時停止するなど、厳しい条件を設けている。真鶴町は来年度にも出荷に向けた滅菌の施設を岩漁港に建てる予定で、東京五輪の翌年(2021年)の出荷を目標としている。

 出荷するには滅菌だけでなく魚の食害から貝を守り、付着物のクリーニングを続け、きれいな海水も保たねばならない。イワガキの旬は産卵期を前にした春〜夏とされるが、試食などの調査を重ねて真鶴産の旬を把握する必要もある。成功すれば首都圏に近い真鶴産は注目を集めそうだ。宇賀町一章町長は「真鶴ブランドを雇用につなげ、人口減少をストップさせたい」と話している。

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