箱根・湯河原・真鶴版
公開:2019年2月8日
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NHK全国俳句大会が1月20日に都内で行われ、「飯田龍太賞」の部門に応募した本町在住の池田忠正さん(75・俳号/池田忠山)の作品が最高賞を獲得した。
15句一組で審査される同部門には全国から546組の応募があり、「水」をテーマにした池田さんの作品が頂点に輝いた。
「晴天の霹靂。手が震えた」と受賞の心境を語った池田さん。受賞式ではNHKホールの舞台に立ち、「これからが大変。この賞に恥じない作品を作っていくよう、一層気を引き締めていきたい」とあいさつした。
俳句のアイデアが浮かぶのは、散歩中や旅行中など日常の喧騒やストレスから解放された時。今回受賞した作品の一句『水温む雲を呑まんと鯉の口』は、「季語の宝庫」と愛してやまない小田原城のお堀で見た鯉から着想を得たものだ。
本業は弁護士。「法廷では三段論法を守らなければならないが、俳句では因果関係を逆転させる」。仕事とは正反対の世界に当初は馴染めなかったが、作品を練り上げる際の「自然と一体になる感動」を味わううちに、俳句の虜になったという。
大会の模様は2月9日(土)午後3時から4時14分まで、NHK Eテレで放送予定。
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