南小学校が120周年 記念行事も多種多彩
今年4月24日に創立120周年を迎えた南小学校では、様々な記念行事が行われている。
「子どもたちの印象に残る行事をしてあげたかった」と話す森基夫校長。今年度実施の行事の多くで「120周年記念」を冠した。
10日5日は校庭で全校児童1079人が作った人文字の航空写真撮影を実施した。人文字のデザインは教職員らが考えたもので、同小シンボルの桜のモチーフも組み込まれている。
10月10日には、歌手の白井貴子さんを招いて記念コンサートが行われた。白井さんが作成した「SAKURA SAKURA 幸せの架け橋」という曲を聴いた森校長が「桜がシンボルの南小のイメージにピッタリ」と約1年前から出演を依頼し、実現したもの。当日は子どもたちも白井さんの曲を一緒に歌い、家に帰ってから家族に歌って聞かせた児童もいたという。
PTA新聞記念号も作成
10月10日に発行された同小PTA広報新聞の特別号は「祝120周年 南小と南っ子のあゆみ」として、同小の歴史やエピソードを詰め込んでいる。
紙面には同小の元校長、元教諭、卒業生を招いた座談会の様子も掲載している。PTA広報委員が森校長に記念インタビューを提案した際「折角ならより多くの方と振り返りたい」と企画されたもの。広報委員長の宮下真由美さんは「昔を知る方たちならではの話が聞けました。紙面を読みながら家族全員で南小の歴史を振り返ってもらえれば嬉しい」と話す。120周年記念PTA新聞は、南公民館などで閲覧できる。
南小学校は明治25年「村立尋常南秦野小学校」の名で開校した。生徒は男子170人・女子49人の219人。校舎は小林弥五衛門氏の家を借りて授業を行っていたという。
校章デザインの元になっている同校シンボルのさくらの木は開校当時からあるという。今年で推定樹齢129歳。全国で2番目に長寿の桜の木として親しまれている。子孫を残すため、120周年の記念事業の一環として、接ぎ木・挿し木が計画されている。
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