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秦野 教育

公開日:2017.03.09

(株)伊藤建設
「ディズニーランド楽しんで」
箱根恵明学園の子どもたちを招待

  • ディズニーランドを楽しむ子どもたちと職員、田崎園長(右)

  • 伊藤正太郎さん

 秦野市下大槻の(株)伊藤建設が3月5日、箱根の児童養護施設、箱根恵明学園(田崎吾郎園長)の子どもたちと職員など約80人を東京ディズニーランドに招待した。同社がチケットやバスを手配し、昼食代等を支援した。



 同学園では、家庭の事情などで親と暮らせない3歳〜高校生の子どもたち約50人が、寮生活をしながら学園内の小学校や近隣の中学・高校などに通っている。様々な企業や団体から支援を受ける一方で、学園側も他学校の研修などを積極的に受け入れてきた。



 伊藤建設の社長、伊藤正太郎さん(37)=平塚市真田=は、向上高校(伊勢原市)在学時に学校の授業の一環として同学園を訪れ、子どもたちと遊びを通して交流したことがあった。大学を卒業後、建設会社での修行を経て、2004年に独立。「お客さんから頂いたお金を社会に還元したい」と考えたとき、高校時代に訪れた学園の子どもたちを思い出したという。「これまでディズニーランドになかなか行けなかった子もいると思う。『夢の国』のサービスを体験して、楽しみながら、何か感じてもらえたら」



「子ども達の笑顔、最高だった」



 5日、午前6時半。学園の寮から出てきた子どもたちは、校庭に集まり、2台の大型バスに乗り込んだ。車内では配布されたパンフレットを広げて友達と計画を立てるなど、期待に胸を踊らせる児童も。



 午前9時前には現地に到着。子どもたち数人のグループに職員が連れ添い、合図とともにいっせいに思い思いのアトラクションを目指した。「先生、ファストパス取ろう!」「ホーンテッドマンション行きたい!」



 一日中、乗り物やパレードなどを満喫した子どもたち。午後5時頃、現地を後にする際には「楽しかったね」「8つも乗り物乗ったよ」「チュロスまた食べたーい」と満足そうに話していた。



 田崎園長は「子どもたちの笑顔が本当に最高でした」と一日を振り返り、伊藤さんに感謝を述べた。

 

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