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秦野版 公開:2017年6月9日 エリアトップへ

富士見町自治会 発展願い「わっしょい!」 刑務所に神輿の製作依頼

文化

公開:2017年6月9日

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精一杯掛け声をかけて担ぐ子どもたち
精一杯掛け声をかけて担ぐ子どもたち

 町内に響く子どもたちの掛け声。秦野市の富士見町自治会(島津誠一会長)が6月3日、子ども神輿の担ぎ初めを行い約30人の子どもたちが参加した。

 新しい神輿のお披露目を祝い住民たちが集まった富士見町自治会館。曾屋神社(曽屋1の6の10)の守山文夫宮司による清祓いや祝詞奏上が厳かに行われた。

 式が終了すると、法被姿の子どもたちが担ぎ棒を持ち上げ「わっしょい!わっしょい!」。掛け声をかけながらと町内を練り歩いた。

住民の「心意気」で新調

 同町では、毎年7月に行われる曾屋神社の例大祭に合わせて子ども神輿を担いでいた。しかし、50年ほど代々受け継がれてきた神輿はひび割れなどの老朽化が進んでおり、5、6年前にはすでに自治会役員の中で修復や新調の話が出ていたという。

 その後2016年10月、会員約300世帯に修復をするか新調をするか、または現状のままかを決めるアンケート調査を実施。回答率9割の中、新調することが決まった。

 新しい神輿は、富山県の刑務所で製作されたもの。同刑務所では刑務作業として神輿製作を行っており、映画やテレビでも取り上げられる程の評価を得ている。

 同自治会ではアンケート調査前から依頼先の選定を始めていた。相談を受けていた同神社の綾部聖洋(みちひろ)氏子総代は、数年前に見た同刑務所を紹介するTV番組が印象的だったことから、「ぜひ依頼しよう」と同自治会へ提案。資料請求を行い、島津会長は富山県まで施設見学にも行ったという。技術の正確性や低予算が決め手となり、2017年1月に同刑務所に発注した。

 新調にあたり住民らから集まった寄付金は61万5700円。購入した神輿は全高115cm、全幅66cm、小学校高学年向けのもので、以前までの神輿と比べると軽く、社は金色で装飾され、上部には鳳凰が輝いている。

 島津会長は「アンケートや寄付のご協力には、皆さんの心意気を感じた。地域が一体となり、新しい神輿の活躍と町内の発展を願いたい」と話した。
 

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