相模原市の峰山霊園・藤沢市の大場台霊園・宮ケ瀬霊園・柴胡ヶ原霊園 八王子霊園などで実績豊富

　同社には日々、公営霊園の抽選で当選した人から相談が寄せられる。一定期間内に納骨となるため、複数の見積りを取り寄せる人も多いようだ。

　同社が選ばれる理由はシンプルに「金額」だ。良い石材をどれだけ廉価に丁寧な施工で提供できるか。同社は豪華な社屋があるわけではないが、それはコストを削減する会社の象徴でもある。展示品も数点に限り、人件費も抑え低価格を実現している。

　佐藤社長は、日本石材産業協会お墓ディレクター２級の専門家。故人の人柄や家族の思いを受けとめ、分かりやすい見積で提案してくれる。最近は洋型が多く、国産材のほかブラック、グレー、グリーンの輸入材も人気という。

　フルオーダーも可能で、モダンなデザイン墓石も選べるほか、硬質ガラスを組み合わせ、陽の光を取り入れる「光り墓」も必見だ。

　文字や図形の彫り方も、浮き出すように見せる「梨彫り」、繊細な「ファントーニ彫刻」など多彩だ。

　また「承継者がいない」「子どもや孫に負担をかけたくない」という理由で樹木葬も増えている。名前が分かるプレートを設置、個別埋葬で、生前契約もできる。永代供養があり、寄付金や管理料は不要だ。

綾瀬市の龍洞院〔永代供養料40万円〜〕（リンク）

伊勢原市の圓光院〔永代供養料40万円〜〕（リンク）

座間市の専念寺〔永代供養料40万円〜〕（リンク）

相模原市の西善寺〔永代供養料68〜88万円〕（リンク）

小田原市の妙了寺〔永代供養料30〜70万円〕（リンク）

熟練職人たちの「気づき」

　同社の強みのひとつは免震施工。震度７の揺れでも耐える施工で安心だ。よくある図面通りの工事ではない。「熟練した職人の提案も重要です。石材の組み方ひとつも、こうした方が強度が上がる、という提案を反映させたり。セラミックボンドや耐震ボンド、免震シリコン素材など、部材も多様です」（佐藤社長）。

　同店では10年保証つきで、（経年劣化ではない）欠損やヒビなどが生じた場合は新しい墓石に換えてくれる。また施工中、周囲の墓石を毛布で守るなど、配慮も欠かさない。

お墓のメンテナンス、墓じまい、引越しも丁寧に

　お墓はいつも美しく保ちたいが、遠方で通いづらい‥そうした方には、定期点検や草取りなどのサービスもある。昔のお墓の戒名が読みづらい、水はけが良くない、傾いたという悩みにも、プロとして解決策を示してきた。

　最近多いのが、墓じまいやお墓の引越し相談。「承継者がいない」「合葬したい」。多いのは「かかる費用は」。「複数の見積りを比べて頂いてかまいません、一社では不安でしょう」と佐藤社長。基本は１平方メートル100,000円〜で遺骨の取り出しは20,000円。規模などで変わる。

　同社は、改葬許可や家族や親族などへの説明や了解、改葬先の確保や檀家をやめる「離壇」についても、優しく解説してくれる。現地状況を確認後、見積と提案で納得してから契約となるので安心だ。

　閉魂供養で墓石を普通の石に戻した後、基礎はもちろん、その下のグリ石や砂利まで撤去する。「見えない所までやるのが基本」だ。以前はコンクリートの基礎などを放置する悪徳業者もいたという。メールなどで更地になった現地の様子も報告してくれる。

「施主様の喜びが、わたしの原動力」

　佐藤社長の経歴は異色で、元々は医薬品総合商社の営業マンだった。医療現場で医師と丁寧に向き合い、何があっても即座に足を運んだ。「売りたいから売るのではなく、相手の話を受け止め、何ができるか考え続けました」。休みなく働いたが、家族との時間を重視して墓石業界に転職。さらに「売上優先ではなく、もっと丁寧な仕事がしたい」と独立した。

　墓石にはこだわりたい。そうした思いを形にするため、何度もデザイン修正を受けたこともある。応えたい一心でやりとげた達成感は格別だった。「大切な人を亡くされた方と一緒に考え、お墓を形にする。どうしたら喜んでもらえるか、そればかり考えてますね。だから納骨の時にもらい泣きしてしまう。みっともないから見せないようにしますけどね」

　「この仕事はね、ありがとう、とお客様から言って頂ける仕事なんです。きつい事もありますが」。現場主義で、土日返上で駆け回る。

　その横顔ははつらつとして、仕事からエネルギーをもらう、まさに石材業の鑑だ。