この春、桐蔭横浜大学からサッカーJ1の湘南ベルマーレに入団した山根 視来(みき)さん荏子田出身 22歳

掲載号:2016年3月17日号

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「夢は心のプロテイン」

 ○…桐蔭横浜大学に所属していた昨年9月、サッカーの天皇杯2回戦で湘南ベルマーレと対戦。3―4で敗れたが自身も1得点を奪うなど、あと一歩まで追い詰める活躍で、帰り際に練習参加の誘いを受けた。「面白いサッカーをしているチームという印象があり、とても嬉しかった」。現在はけがのリハビリ中。「3カ月もサッカーをしないのは初めて」と不安もあるが、「早くデビューしたい」と目を輝かせる。

 ○…父と兄の影響で、5歳の時にあざみ野FCに加入。練習がない日も、毎日のように近所の「前田公園」でボールを追いかけた。「自分はすぐに飽きちゃって、砂場で遊んでることが多かった」。思わず苦笑いする。小4の時に「プロになりたい」と東京ヴェルディの下部組織に入ったが「周りのレベルが高くて自信を失った」。中学卒業時、ユースチームに上がれず退団。高校の部活動でサッカーを続けることに。「この頃はプロになれないと思っていた」

 ○…「大石篤人監督(現・藤枝MYFC)にサッカーの基盤をつくってもらった」と、進学した茨城県の高校での3年間を振り返る。高3になる直前、東日本大震災が発生。原発事故の影響もあり、実家に避難した。「茨城にはいつ帰れるかわからなかった」。先が見えない中、大石監督の指示で近隣の桐蔭横浜大学に練習の機会を求めた。「参加してみたら、意外とやれた」。格上だと思っていた大学生相手に手応えを掴み、中学以来失っていた自信が徐々に回復。この時の縁がきっかけで同大に進学し、主力として4年間活躍した。

 ○…プロ入りが決まった昨年末、父と地元の思い出の地巡りをし、「前田公園が小さく見えた」。共に汗を流し、湘南のユースチームに所属した経験を持つ兄からは「ここで終わりじゃないぞ」との言葉をもらった。好きな言葉は「夢は心のプロテイン」。夢を持ち、一歩一歩成長してきた生き方は、これからも変わらない。

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