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公開日:2012.04.05

大倉山エルム通り
ギリシャ風の街並み守る
市が「まちづくりルール」認定

  • 大倉山記念館を模した建物が並ぶ

 横浜市独自の条例に基づく「地域まちづくりルール」に、大倉山エルム通りの景観維持を目的とする取り組みが区内で初認定された。関係者は「大倉山記念館の様式を模した独特の街並みを守れるようにしたい」としている。



 「地域まちづくりルール」とは、住民などの理解や支持を得ながら地域のまちづくり組織が建物の建て方や生活環境について自主的に定めたルールを、市長が認定する制度。2005年に施行され今回が14例目、区内では初の認定となった。



 大倉山エルム通りは1988年、国の小売商業等商店街近代化事業による国内第一号の事例として、景観を一新。その際に設けられた大倉山西口商業協同組合(当時)の建築協定書を基に、一斉建替えによる道路の拡幅やギリシャ風の建築物などに整備された。そして今回、同協定を基に「大倉山エルム通り街づくり協定」を作成し、市から認定を受けた。



 街づくり協定には、近年エルム通りで目立ってきたのぼり旗や歩行喫煙を禁止する項目も新たに盛り込まれたほか、建物の色彩はオフホワイトを基調とし、アクセントカラーとして地中海ブルーやオリーブグリーンを使用することや、エルム通りから洗濯物等が見えないよう配慮することなどのルールが定められている。



統一感が希薄に



 一斉建替えから約20年、商店主の世代交代やチェーン店テナントの増加が進み、歩道に置き看板などが多く見られるようになり、街並みの統一感が徐々に希薄化。中には、建築物のデザインマニュアルに全くそぐわないテナントまで出てきてしまい、地元関係者は意識改革の必要性を感じるようになった。



 そこで2010年、「大倉山エルム通り街づくり委員会」を設置。地域まちづくりルール認定に向け、活動を重ねてきた。「強制力はないけれど、市からルール認定を受けることで、新規出店者や建替え希望者に対して『エルム通りにはこんなルールがある』ということを事前に把握してもらえる意味は大きい」と、同委員会は話す。

 

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