港北区 文化
公開日:2017.04.27
紙芝居で元気を届ける
佐藤正宏さんが新羽小に
「よいさほいさ!」-。4月15日、新羽小学校の音楽室から聞こえる声の主はWAHAHA本舗設立者でテレビ、舞台などで活躍する佐藤正宏さん。この日、佐藤さんによる紙芝居・おはなし会が行われた。
当日は新羽小学校放課後キッズクラブの児童と保護者が71人集まった。佐藤さんはころころと表情や声色を変え、楽器による効果音も交えながら「へっぷりむすこ」や手作りの「花咲かじいさん」を語る。前のめりで聞き入ったり、大きな笑いや悲鳴が起こったりと、観客席もにぎやか。
「自分にできることはないか」。東日本大震災をきっかけに4年前から紙芝居を始め、各地で子どもたちに元気を届けている。こだわりは”ライブ感”。「生のパフォーマンスを楽しんでほしいんです。やるたびに違う反応が返ってきて面白いですよ」
親子で見に来ていた佐藤美乃里さん(新羽小6年)は「楽器の使い方がすごい。抑揚があって、物語の世界に引き込まれました」と楽しそう。母の真規子さんは「私も読み聞かせをしますが、本物の紙芝居を見たという気持ち。思わず泣きそうになりました」と語る。
「これからあらかわ遊園行ってきます」と佐藤さん。大きな荷物を抱え、次々と元気を運んでいく。
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