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戸塚区・泉区 人物風土記

公開日:2012.06.07

7月7日からのFIVBビーチバレーユース世界選手権に日本代表として出場する
立木(ついき)治(おさむ)くん
公文国際学園高等部 3年

見据える先は世界一



 ○…FIVB(国際バレーボール連盟)が主催するビーチバレーユース(U―19)世界選手権の日本代表に選ばれ、大阪府の選手とのペアで7月7日からキプロス共和国で開催される試合に臨む。同選手権に日本が出場するのは初。過去の試合を見ていた代表チームのコーチに一目置かれ、抜擢された。「最初はユースの大会があることも知らず、驚いた。世界で戦う機会は貴重なので楽しみたい。出るからには優勝を狙いたい」と悠然と語る。



 ○…ビーチバレー専門の男子バレーボール部の主将を務める。「パートナーはどういうボールがほしいのか」相手の思いが自然と分かるようになることが最高のプレーを生み出すというが、世界選手権のパートナーとは、ほぼ初対面。1週間しかない合宿で互いの技術や性格を知り、世界と戦うことになる。「パートナーへの不安はないけど、自分自身の技術にはまだ課題がある。今は技術を磨くことに集中しようと思う」



 ○…岩手県盛岡市出身。中等部入学時から寮生活をしている。最初はホームシックにもなったが、今は友人と食事をしたり、買い物に出かけることが楽しく、とても充実しているという。「カラオケやボウリング、読書も好きだけど、バイトは禁止なのでお小遣いが…」と苦笑い。将来の夢は獣医。受験生になり進路を決める際、自分の好きなものを考え、思い浮かんだのが動物だった。「病気や怪我を治すだけでなく、死と向き合うつらさもある。だけど、やっぱり動物と触れ合うのが好きなので」と日に焼けた顔をほころばせる。



 ○…6月24日には、部として臨む全国大会の予選会がある。これまで4年連続で全国大会に出場し、優勝経験もある同部が掲げる目標は「今までで一番強いチームになること」。社会人チームと試合する機会も設け、練習を重ねる。全国常連という部としても、高校最後の試合となる自身にとっても、全国優勝は逃せない。

 

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