意見連載40 来年１月、港南台地区センターで図書取次サービス開始へ 市 野 太 郎
港南台地区は図書館までの距離があり、利用希望者にとって不便であるため、私は図書の貸出、返却ができる取次サービスポイントの整備を「港南台駅周辺に図書取次サービスの設置を推進する会」と共に約７年間にわたり、実現に向けて取り組んできました。ようやくこの活動が実り、２０１５年度の横浜市予算案において、港南台地区センターで取次サービスのモデル実施をすると示され、実現する方向性が固まりました。
今回示されたモデル実施案によると、現在使われているオンラインの図書館情報システムで蔵書を予約後、受け取り場所に各地の図書館のほか、今回新たに港南台地区センターも選択できるようになります。すべての市立図書館の蔵書を港南台で受取、また、返却できるようになるということです。受取時間は港南台地区センターの休館日を除き、午後０時30分から始まり、月曜から土曜は夜８時まで、日曜・祝日は４時までとなっており、利用開始はシステムや施設の改修を行った後となる来年１月を予定しています。
今後、市は各地の図書館不便地域についても同様のサービスを考えていくとしていますが、港南台住民の熱い思いがあったからこそ、先行してモデル実施がスタートするということです。私はより一層使い勝手が良くなるように、引き続き取り組んでまいります。
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