高野山真言宗「福聚院(ふくじゅいん)」(港南区港南)の成田秀之住職(78)が11月27日から12月3日までタイを訪問し、日本人納骨堂建立80周年記念法要に参加した=写真。
納骨堂はタイで亡くなった人のために、日本人有志による資金でバンコク市・ラーチャブラナ寺の境内に建てられたもの。現在はタイ国日本人会が管理し、堂守は高野山真言宗の住職が代々務めている。2015年が建立80年目であることから企画された記念法要には、高野山真言宗の17寺院35人とタイの僧侶、在タイ日本国大使館特命全権大使の佐渡島志郎氏、日本人会の大橋寅治郎氏も出席した。
成田住職は、法要参加を企画した「高野山真言宗タイ国開教留学僧の会」事務局長の永崎亮寛住職(いわき市/真福寺)と親交があったことに加え、「戦没者など、外国の地で亡くなった人を慰霊したかった」と参加の理由を説明する。
訪タイ団は納骨堂のほか、映画「戦場にかける橋」で有名なカンチャナブリに建つ慰霊塔など数カ所で法要を実施。成田住職は「タイでの法要は感慨深いものがある。亡くなられた人の冥福と今後の平和を祈った」と話していた。
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