港南消防署では、近年救急件数が増加している高齢者のケガ予防対策を中心としたリーフレット「元気で健港南(けんこうなん)だ!〜元気で健康な生活を送るために」を新たに作成した。それをもとに、救急救命士らが各地域で「救急あんしん講話」を5月から実施している。
同リーフレットによると、横浜市内の救急出場件数は2015年までの過去5年間は増加傾向で、65歳以上の高齢者の搬送件数が増加している。搬送理由として、室内での転倒や転落による高齢者のケガが多く、中でも小さな段差で転落するケースが増えているという。
同リーフレットでは、室内で事故が起きる状況のほか、ケガの予防対策として室内で気を付けること、熱中症や食べ物による窒息などについても注意喚起。転倒予防のために同署で考案した「健港南だ体操!」の方法も紹介している。
また、市内の火災状況や住宅火災を防ぐための注意事項、安全な調理器具についても掲載している。
芹が谷ケアプラであんしん講話
8月20日には、芹が谷地域ケアプラザで講話が行われ、約20人が参加した。
冒頭で港南署の救急救命士・藤本賢司さんが、救急現場から考えたケガの予防対策や体操を説明し、実際に参加者全員で体操も実践。その後は、芹が谷消防出張所の荒井康彰所長が火災予防や防災、減災対策などを紹介した。
同署では、今後も地域の要望に応じて講話を継続していくという。講話やリーフレットに関する問い合わせは、同署・警防課(【電話】045・844・0119)へ。
|
|
<PR>
港南区・栄区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|