井土ヶ谷下町の電気設備工事業、向洋電機土木株式会社(倉澤俊郎社長)が昨年度完成した横浜市発注の工事のうち、建築局と環境創造局関係のもので、それぞれ出来ばえなどで最高の評価を得て、11月2日に市から表彰を受けた。両工事の現場責任者を務めた倉澤社長と弟の秀俊専務がきょうだいで受賞した。
市は請負金額500万円以上で発注した土木・造園、設備、建築工事のうち、完成後の出来ばえや施工体制などを点数化し、高得点の施工会社とその現場責任者を表彰している。今年度は市内51社と66人が表彰された。南区からは6社、9人が対象となった。
区庁舎の配線担当
向洋電機土木は3月に移転した港南区総合庁舎の電気設備工事を神奈川ケイテクノ=西区=と尾鈴電気建設=保土ケ谷区=と共同で請け負った。工事は100点満点で93点の評価を得て、建築局が関係したものの中で最高評価だった。現場責任者の倉澤社長は「市からは『配線がきれいだった』と好評だった」という。3社が共同で進める工事だったが、「各社の関係が良好でスムーズだった」と振り返る。弟の秀俊専務が責任者だった海の公園=金沢区=の照明施設を建て替える工事は91点で環境創造局関係で最高評価だった。
「2冠」を得たことについて倉澤社長は「この表彰を目指して工事をしているので、最高の栄誉」と誇りに感じている。きょうだいでの表彰は「珍しいのではないか」という。
同社はこれまでに「横浜型地域貢献企業」の最上位認定やテレワーク(在宅勤務)推進など、働きやすい職場環境づくりを進めたとして「よこはまグッドバランス賞」の認定を市から受けている。
同社以外の南区の受賞企業、現場責任者は次の通り(敬称略)。▽施工会社表彰…新栄重機土木=永田北=、田澤園=六ツ川=、濱田園=六ツ川=、馬淵建設=花之木町=、尚雲堂=別所=▽現場責任者表彰…粟飯原吉伸、大久保順広(濱田園)、安藤武(馬淵建設)、岩下光彦、川嶋孝憲(田澤園)、貫井忠浩(新栄重機土木)、金野進(尚雲堂)
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