重度障害者の生活介護事業所「パン工房ナザレ」が7月28日、区内馬場町の市立東高校横にオープンした。運営は、神奈川区などで同様の事業所を持つ社会福祉法人聖坂学園。
オープンした工房は、重度障害者に対し、パン作りや販売を通して社会参加の機会を創出するための施設。1階に対面式の販売店舗を構え、2階でパン作りを行っている。年度途中のため利用者は現在3人だが、10人まで増やす予定だという。3人付く職員のうち、一人が元パン職人で、利用者は教わりながら出来る範囲の部分を手伝うことで、社会参加していく。
同学園スタッフは、障害者が活動する意味について、「社会人である以上、小さくても社会貢献することが大事」と説明。「お店は普通のパン屋と変わらない。気軽に買いに来てもらえれば」と呼びかける。
販売は火曜・水曜・金曜の週3日間で、午前11時から午後3時。他の日は仕込みや余暇活動などを実施する。
同学園は、「地域と交流を深め、溶け込んでいければ。イベントなども企画していきたい」と話した。
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