鶴見区版 掲載号:2017年10月12日号
  • googleplus
  • LINE

東部病院 診療補助の看護師育成へ 国から研修機関に指定

社会

4日にあった開講式
4日にあった開講式
 済生会横浜市東部病院=下末吉=(三角隆彦院長)で4日、本来医師にしか認められていない一定の診療補助(特定行為)を行う看護師の育成研修が始まった。研修は国の制度により進められるもので、同院では一期生として看護師11人が参加。今後は院外にも広げていく考えを示しており、「育成することで地域に貢献したい」としている。

 この研修は、いわゆる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年を前に、医師不足解消や在宅医療等の推進を図るため、厚労省が2015年10月からスタートさせた「特定行為に係る看護師の研修制度」によるもの。

 特定行為は、経口用気管チューブの位置調整や胃ろうカテーテルの交換などの21区分38項目。研修を終えた看護師は、医師の手順書があれば、自らの判断で処置を行えるようになる。

 研修機関は厚生労働大臣が指定する医療機関や学校で、今年8月現在、全国29都道府県の54機関が指定されている。

呼吸器関連など9区分

 東部病院は8月に研修機関として指定を受けた。実施する研修は、気道確保や人工呼吸療法に係る呼吸器関連、栄養に係るカテーテル関連など9区分。同院は研修機関指定に関し、「地域医療・地域包括ケアの要となる人材を育成し、期待に応えるのは使命」とする。

 同院には15年から特定看護師として活躍を続ける金井誠さんが在籍。研修開始にあたっては、金井さんを室長として、看護師特定行為研修室を新たに設置し、準備を進めてきた。

 今後参加者は、講師となる同院医師らから、実技やeラーニングを通して医学を中心に学ぶ。

在宅は長時間の壁も

 厚労省は、特定看護師について、25年までに10万人という目標を掲げる。だが、今年6月現在で修了者は583人と伸び悩む。さらに、主目的の一つとする在宅医療従事者は、訪問看護ステーションの看護師が15人のみという現状だ。

 これについて、区内の在宅医療関係者は、共通科目315時間に加え、区分別で最大72時間という研修時間の長さを指摘。「命に関わる以上、学ぶことは必要」とした上、「現場で勤務しながら長時間の研修は厳しい」と話す。一方で特定行為は必要としており、「近くにあることで受講の可能性は上がる」と東部病院の研修機関指定を歓迎する。

 開講式の4日、一期生を前にあいさつした金井さんは、「制度が軌道に乗るのは10年後、20年後かもしれない。誰もが安心して受けることができるよう、土台作りを」とエールを送った。同院は来期以降、対象を県内の看護師に広げ、研修を行っていくとしている。

鶴見区版のトップニュース最新6件

「横浜らしさ」を重視

新市庁舎商業施設

「横浜らしさ」を重視

12月14日号

災害時、各区に歯科医派遣へ

鶴見大

災害時、各区に歯科医派遣へ

12月14日号

民泊新法受け条例案

横浜市

民泊新法受け条例案

12月7日号

横浜環境行動賞を受賞

生麦中野球部

横浜環境行動賞を受賞

12月7日号

事務負担 軽減化進む

市教職員

事務負担 軽減化進む

11月30日号

全国優良老人クラブに

下末吉かがやき敬友会

全国優良老人クラブに

11月30日号

浅川産婦人科医院

横浜市鶴見区でママを支えて80年 出産から産後ケアまで充実しています

http://www.asakawa.or.jp/

<PR>

鶴見区版の関連リンク

あっとほーむデスク

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ランタンフェスタ

ランタンフェスタ

輝く700個の灯り

12月16日~12月16日

鶴見区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2017年12月14日号

お問い合わせ

外部リンク