神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2014年7月24日 エリアトップへ

関東学生陸上競技連盟推薦校選考会を1位で通過した神奈川大学陸上競技部駅伝チームの監督を務める 大後 栄治さん 港北区在住 49歳

公開:2014年7月24日

  • LINE
  • hatena

「才能」に勝つ「努力」追求したい

 ○…学生駅伝チームの日本一を決める「全日本大学駅伝大会」の出場権を2年ぶりに奪取した。8人の1万m走の総合タイムを競う大会。「走る8人に選ばれなかったサブのメンバーがチーム内を戦う雰囲気にしてくれた。これが勝因だったと思う」。昨年の予選落ちはチームが一丸となれなかったことが要因と分析していた。今年は部員一人ひとりの役割を明確化。選考から漏れたメンバーに選手のフォロー役を課したことがチームの快走を引き出した。「課題はレース経験が少ないこと。11月の本大会までに実践を重ねたい」

 ○…同大学で指導を始めて26年。常に心がけてきたのが「根拠のある練習」を行うこと。練習の意味や根拠を選手と共有し、個々が目的を理解しながら練習に励むことが大切だと考えた。重心を効率よく前へ出すフォームづくりもそのひとつ。自分の重心に意識をもっていくべく、練習に縄跳びを取り入れるなどして選手が「頭」と「身体」で”練習の収穫”を感じられる指導を実践してきた。

 ○…高校卒業後、箱根駅伝出場を目指し駅伝の強豪大学に入学。怪我もあり2年生からは学生コーチとしてチームの練習を見るようになった。同じ練習をしても選手によって速さに違いがでることに疑問をもった事が原点。効率良く、その選手にあった練習法さえ見つけられれば並居る「天才たち」に打ち勝つことも不可能ではないはずと考えた。「特に駅伝は団体戦。すべてスター選手で揃えられる場合を除いて、どんな布陣でも速く走れる手段を考えることは不可欠」 

 ○…2人の子どもには「自分の好きな事を仕事にする喜び」を伝えるようにしている。天才と呼ばれた往年のスター選手たちが監督として名を連ねる駅伝界に挑む日々はまさに試行錯誤の連続だが、無名だった選手が大きく羽ばたく姿やチームが一丸となって結果を残す体験にこの上ない充実感を感じている。

神奈川区版の人物風土記最新6

久保田 剛さん

この春から神奈川警察署の署長を務める

久保田 剛さん

神奈川在勤 58歳

4月18日

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月11日

福田 茂さん

4月1日付で神奈川消防団の団長に就任した

福田 茂さん

幸ケ谷在住 65歳

4月4日

小谷野 貴弘さん

南神大寺小学校の創立50周年記念事業実行委員長を務めた

小谷野 貴弘さん

神大寺在住 42歳

3月28日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月21日

近藤 真さん

火災への適切な初期対応で、神奈川消防署から感謝状表彰を受けた

近藤 真さん

西寺尾在住 72歳

3月14日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook