神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
神奈川区版 公開:2016年1月28日 エリアトップへ

横浜翠嵐高定時制 タイカレーで国際交流 生徒の父ら料理教室

文化

公開:2016年1月28日

  • LINE
  • hatena
手本を示す小川店長
手本を示す小川店長

 横浜翠嵐高校定時制(佐藤到校長・生徒数321人)に通う生徒の保護者・プアンパン・ディアオさんらが1月17日、同校が力を入れる多文化教育の一環としてタイ料理教室を開催した。参加者ら13人は、本場タイのグリーンカレーの作り方などを学び国際交流を深めた。

 料理教室では、昨年6月に行われた文化祭で「多文化共生研究会」のメンバーが販売した、グリーンカレーの作り方が伝授された。好評だったレシピは、タイ国籍の生徒によるもの。講師には、生徒の父・プアンパンさんが勤務する関内のタイ料理店「サバイクラパオ」の店長・小川嗣之さんが招かれた。

 参加者13人は、小川店長の手ほどきを受けながら、ココナッツミルクやナンプラーを使って本場タイのグリーンカレーを作り上げた。また、料理を作りながらタイ語であいさつを交わす光景も見られた。

 教員志望だという全日制1年の向山嘉晏さんは「日ごろ同じ校舎にいる定時制の生徒たちと交流を深めたかった」と参加の理由を話した。

言葉の壁が課題

 同校の定時制には、中国やタイ、フィリピン、ブラジルなどの11カ国から、県内最多となる約100人の「外国につながる生徒」が通う。親の都合で来日し、文化の違いで戸惑う生徒も少なくない。社会情勢の変化で、2007年頃から毎年25人ほどが入学。丁寧な進路相談会や「日本語教育」の充実ぶりが口コミで広まり、今年度は入学生の3分の1が「外国につながる生徒」となった。

 石倉隆之教頭は「語学力応じたクラス編成で授業をしているが、決して十分ではない」と課題を述べ、「外国につながる生徒が活躍する場面を作ることによって、自己肯定感を育みたい。通訳など、将来のキャリアにつなげてほしい」と期待を込める。

 今後はタイに限らず、様々な国籍の生徒の企画を継続したいとしている。

神奈川区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

デジタル端末貸与を実現

神奈川工業高定時制

デジタル端末貸与を実現

地元企業連携では全国初

4月18日

追突事故が増加中

神奈川警察署管内

追突事故が増加中

15日まで交通安全運動

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

体験コーナーを刷新

市民防災センター

体験コーナーを刷新

大和ハウス工業と連携

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

  • 2月15日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook