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神奈川区 社会

公開日:2026.10.22

JVCケンウッドグループ 振動を電気へ変える スピーカー、無線技術活かし

  • 振動発電のしくみを開設する技術本部の村田さん

    振動発電のしくみを開設する技術本部の村田さん

  • 同社ビジネスデザイン部の杉原さん(右)と技術本部の村田さん

    同社ビジネスデザイン部の杉原さん(右)と技術本部の村田さん

  • GREEN×EXPO2027で展示するデモ機

    GREEN×EXPO2027で展示するデモ機

 (株)JVCケンウッド=守屋町=のグループ会社、(株)JVCケンウッド・公共産業システムは、来年3月から開催される「GREEN×EXPO2027」で、京都大学大学院工学研究科らと共同開発中の、スピーカーの原理を応用して振動を電気エネルギーに変換する環境発電デバイス「エネルギーハーベスター」を、先進技術紹介エリアで出展する。

 来場者がスイッチを押しデモ機に振動が伝わると電気がつくられ、横浜の街並みを模したジオラマのLEDライトが点灯するしくみ。音による振動を電気に変えるマイクと近しい原理。振動による上下運動でコイルを動かすことで電気を生み出す。

 昨年は発電、今年は蓄電の実証実験に成功した。「微小なエネルギーのため、特に蓄電に苦戦した」と技術本部の村田渉プログラムマネージャーは語る。

 同社はこの技術を橋のメンテナンスなどのインフラの維持・保守管理等に使用する予定。橋の上を車が通過する際の振動を電気に変え、橋の亀裂などの異変を察知・通知する電源とする。

 橋のメンテナンスは5年に1度の点検義務があり目視や打音などの手動作業も多く、電気が繋がらない場所、危険な場所も少なくない。屋外用スピーカーや無線技術に強みを持つ同社の特徴を活かした用途だ。

 2028年度中の社会実装化を目指しており、同社ビジネスデザイン部の杉原賢一部長は「本当に画期的な技術で、実用化すれば世界が変わると思う。長い目であらゆる用途に使っていけたら」と期待を込めた。

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