在日米軍相模総合補給廠で始まった訓練支援センターの建設工事について市は17日、国(南関東防衛局)からの情報を発表した。
今回建設される訓練支援センターは、在日米陸軍司令部の改編によって新設される「戦闘指揮訓練センターその他の支援施設」の中の「その他」に当たる施設。シミュレーターを使った訓練が可能で、例えば特殊車両が横転した際の脱出訓練などを演習できる。工事の開始にあたり、建設予定地の土壌調査を日本の業者が実施したところ、国の環境基準値を超える物質は検出されなかった。
以前の工事で焼夷弾を発見
補給廠の施設の工事をめぐっては、戦闘指揮訓練センターを建設中だった2009年8月に焼夷弾が2度発見され、翌年爆破処理された例がある。米軍側はこうした経緯を考慮した上で、今回事前に公表したものとみられる。