さがみはら中央区版 掲載号:2017年3月9日号

市内ボランティアグループ「青い鳥」 特別企画 東日本大震災6年〜つなぐ〜 後編

「復興支援」銘打ち続ける 社会

「東日本大震災復興支援 布ぞうり展」を手がける青い鳥のメンバー
「東日本大震災復興支援 布ぞうり展」を手がける青い鳥のメンバー
届け 被災地への思い

 家庭に眠る衣類や手芸用品の寄付を募り、バッグやエプロンなどの小間物に生まれ変わらせ、販売。その収益を福祉団体などに寄付するボランティアグループ「青い鳥」。2006年に発足した同グループが被災地への支援活動を開始したのは、まさに6年前の3月11日。その日だった。テレビから次々と流れてくるニュースを目にした代表の前川好子さんは、発足直後から連携をしていた福島県いわき市の特定非営利活動法人「ザ・ピープル」の代表にすぐに電話をかけた。混乱の中、偶然つながった電話で前川さんは、安否の確認とともに、支援活動の手伝いをすることを伝えた。「ピープルさんだったら必ず支援活動をすると思った。とにかく何かしたいという思いで連絡した。でも、(物資の問題が浮上した)新潟のことがあったから向こうの要望を聞いてから動こうと思った」。青い鳥の活動は、そんな思いから「支援活動の手伝い」という形で始まった。被災者の状況に応じて変わる「欲しい物」のリクエストを現地で支援活動を行うピープルから聞き、それに合わせて寄付を募り、現地へ送る。それを繰り返した。「今振り返ればああすればよかったって思うけど無我夢中だった」とメンバーは当時を語る。

 そんな中、青い鳥で11年5月に開催を企画していた「布ぞうり展」を「東日本大震災復興支援」と銘打って行い、その収益をピープルを通して被災地に送ることを決定。一つひとつ手作りした布ぞうり300足を並べた同展には多くの人が足を運んだ。今では青い鳥の看板とも言える「布ぞうり展」。年々続けていると、客足に変化はないものの、お客さんとの会話には変化を感じているという。「まだやってるの?ふつう3年で終わりでしょ」と言われたり、値段交渉を持ちかけられ「復興支援としてやっていますので」と言うと、いつの間にか姿を消していたり、「じゃあ良いわ」と断られたりしたこともあった。それでも被災地に親戚や友人・知人がいると声をかけてくれる人もいる。「復興支援」に対する関心は両極端だ。支援活動を辞めた団体もある中、続けられるのはもともと「復興支援」を目的に集まった訳ではないから。手芸が好きで集まり、好きだから続けている。被災地に対して「何かしたい」という気持ちをきれいごとではなく、自身の好きなことで形にして並べる。無理のない範囲で。そして「復興支援」と銘打つことで、被災者に「まだ忘れていない」ことを届ける。「出来る限り続けられれば」。その変わらない気持ちが今後も復興を支える。

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