相模原市が整備を進めている「津久井広域道路(県道510号線)」の一部区間が完成し、3月29日正午、圏央道・相模原IC(インターチェンジ)の開通と同時に、供用が開始される。
津久井広域道路は、国道16号線橋本五差路付近から国道20号線・中央道相模湖IC付近を結ぶ総延長約20Kmの幹線道路だ。
すでに吉野の勝瀬橋および、二本松小学校付近から新小倉橋まで完成している。今回供用開始となる区間は、新小倉橋西側から串川東地域センター付近までの約2・8Km。バイパス機能を持つ片側2車線道路(一部対面通行あり)で同日開通する相模原ICにも接続されることで、圏央道への乗り入れが容易になり、各方面からのアクセス時間も短縮できるという。2016年度には串川東地域センターから西側約1Kmの延伸に向けて設計に入る予定。市は残り区間の整備、全線開通をめざすが時期等については「未定」だという。
歩いてICを見学
市では、津久井広域道路、圏央道・相模原ICの完成を記念したイベント「完成記念ウォーキング」を、開通前日となる28日(土)、午後1時から開催する。参加無料、申込不要。荒天時中止。
続々と民間企業が進出市も企業誘致へ条例を施行
同イベントは、完成した津久井広域道路の新小倉橋から根小屋小学校付近までの往復最大約6Kmを歩いて相模原ICを見学する内容。開場は午後0時30分で、入場締切は2時。詳細の問い合わせは、市コールセンター【電話】042・770・7777へ。
経済・産業の活性化に期待
津久井広域道路、相模原ICの開通に伴い、17日にはIC近くの川尻大島界地区でショッピングセンター「コピオ相模原インター店」がオープンした他、橋本地区周辺でも続々と物流施設がオープンするなど、交通の利便性に着目した民間企業の進出が相次いでいる。また市でも、IC開通を好機として、今後の成長が見込まれる「環境」「ロボット」などの産業に、建物建設などの奨励金や固定資産税などの優遇策を施す新たな「産業集積促進条例」(STEP50)を4月から施行する予定で、経済波及効果や正規雇用の促進が望める製造業などの市内誘致へ向け力を入れていく。
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