厚木市消防本部と川崎市消防局が11月20日と21日、合同で山岳救助訓練を行った。両日合わせ、厚木市からは厚木消防署および北消防署員78人が、川崎市からは航空隊員24人が参加した。
厚木市は神奈川県下消防相互応援協定に基づき、山岳での事故などが起こった際、川崎市消防局へ航空隊の要請をしている。この協定に基づく合同訓練は2001年から毎年行われており、今年で11回目。
今回の訓練は七沢弁天の森付近で登山者4人が山道から滑落したことを想定して実施。2日間に分け、同じ内容の訓練を行った。
転落したとされる場所の捜索作業を実際に行い、要救助者に見立てた人形を発見後、ヘリコプターでぼうさいの丘公園まで輸送、市の救急隊に引き渡す動きなどを確認した。
訓練を見守った川井弘厚木消防署長は「航空部隊との連携確認は、要救助者の迅速な救出のために必要不可欠」と話した。
東丹沢地区で山岳救助が行われた事故はほぼ毎年起きており、今年3月にも飯山で発生し川崎市航空隊が出動している。
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