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藤沢 文化

公開日:2015.10.02

遊行寺
指定重要文化財に2件
中雀門と青銅製灯籠

 藤沢市は10月1日、新たな市指定重要文化財に、遊行寺の「中雀門(ちゅうじゃくもん)」と「青銅製灯籠」を指定した。

 中雀門は、1859年に建立された、遊行寺で最も古い木造建造物。向唐門(むこうからもん)で高さは約6m、幅は約2・7m。大棟に皇室との深いつながりを示す菊の紋、屋根の下に徳川家の家紋である葵の紋が刻まれている。建築年代が明確な近世建築で、現在も利用されていることが評価された。

 青銅製灯籠は、正門の両脇に1基ずつ据えられている高さ約2・8mの灯籠。1848年以降、熱心な信徒たちにより建造が望まれ、建立されたと推定されている。鋳造師は、江戸で活躍した西村和泉守藤原政時。すでに指定を受けている江の島入口青銅鳥居とともに、市内にある青銅製の大型建造物として希少であり江戸との文化的交流を伝えていることから指定された。

 これで、市指定重要文化財は74点となった。

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