市内の陰日向で活躍している市民ボランティア。これに光を当てる地域新聞、『LIAISON(リアゾン)』(A2版)が8日、創刊した。地域の市民活動団体に対し、個人ボランティアや行政をマッチングさせるなどして、支援活動をしている市民団体、「NPOサポート平塚」(横田裕代表)が発行した。
「市内には幾つもの市民団体があって、それぞれの立場からユニークな活動をしています。多くの市民にそれを知ってもらい、協働の機運を高められれば」。
新聞を発行した意義について、「NPOサポート平塚」の坂田美保子さんは話す。市民活動の輪を広げる媒体をつくろうと、今年3月から発行を模索していたという。
今回の創刊号では東日本大震災を受け、市内での被災地支援の広がりや、地域防災に関する情報で紙面の大半が割かれた。被災地の知的障害者を受け入れたNPO法人をはじめ、街頭で募金を寄せる市民のメッセージ付顔写真、地域防災力に関する市民からの寄稿、チャリティーイベントの告知など、多くの情報が読み応え満点に紹介されている。
編集に関わった坂田さんや鈴木惠子さんらは、親交のあった市民団体から情報を収集し、今年4月ごろから取材や寄稿の依頼をスタート。紙面デザインも坂田さんのオリジナルで、全て手づくりで仕上げられた。
鈴木さんは「どんな情報を載せるのか、それを読者にどう伝えれば良いのか。記事の書き方や編集作業には苦心しました」と話す。
経費は団体の会費から捻出し、部数は200枚。少ないながらも、人の目に触れやすい場所を選んで置いていくという。今後は、地元企業への広告提案なども視野に入れ、年4回を目処に発行していく。
坂田さんは「市内の市民活動の情報を一元化することで、市民が社会に貢献したいと思った時に、その受け皿になれるような紙面づくりをしていきたい」と話していた。
紙面に関する問合せは、坂田さん【携帯電話】080(5679)4921
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