仕事にも地域活動にも意欲



　○…明日26日（土）に二宮町生涯学習センター・ラディアンで商工会青年部の恒例イベント「ふれあい広場」を開催する。29回目の今年はこれまでとは内容を一新し、小中学生と幼児を対象に職業体験を行う。青年部メンバーの様々な職種を活かして特大デコレーションケーキ作りや自動車塗装、測量、高所作業車の試乗、フラワーアレンジメントなどを体験してもらう。「白バイや消防車と記念写真を撮れるので、カメラ持参で来てください。写真屋さんの撮影ワンポイントアドバイスはお父さんお母さん方もどうぞ参加を。小学校の運動会が６月にありますから」とＰＲに力がこもる。



　○…実行委員長が企画を立てるふれあい広場。「自分たちが主催するせっかくの機会。メインの催しに主体的に携わりたい」と職業体験を提案した。本来は昨年実施するはずだったが、東日本大震災が発生して中止に。２年越しでの開催に漕ぎつけた。部員たちは仕事を終えた夜に集まり、夜中頃まで準備に取り組んできた。「職業体験は初めての企画。どの位来てもらえるかな」と気にかけながら「仕事をすることの楽しさと大変さの両方を感じてもらえれば嬉しい」と話す。



　○…先輩から勧められて８年前に青年部へ入部。部員26名。異業種の仲間の存在は、自身にとって大いにプラスになっているという。「家業を継いだり、同じ年頃の子どもがいたりして立場はみな同じ。今後の仕事のことや悩みを話し合える。家族よりも一緒にいる時間が長いかも」。



　○…二宮小・二宮中卒業。「跡を継げとは一切言われなかった」が、建設科のある工業高校へ進み、父と同じ大工になった。職人気質らしく、仕事以外ではあまりしゃべらない父子だそう。周りの人から話を聞いて親の偉大さを知ることがあり、形に残る仕事にやり甲斐を感じている。２児の父で消防団員。「家のことは任せきりで（奥さんには）迷惑かけています」とポツリ。