オープン1周年を迎えた「ららぽーと湘南平塚」の所長 相馬 展之(のぶゆき)さん 平塚市高浜台在住 44歳
「人をつなげるハブ拠点に」
○…ファッションや飲食店など、247店舗が集積する商業施設「ららぽーと湘南平塚」。全国のららぽーと内でも「最年少所長」として、その大所帯を統括する。オープン当初は周辺道路の渋滞といった懸念もあったが、「まずは大きな事故や問題もなく1周年を迎えられたことを感謝しています。これからもお客様に愛される施設を目指していきたい」と語る。
○…所長の仕事はトップセールスも重要な任務だ。行政や湘南ベルマーレとのコラボレーション、ときには自らSNSで声を掛け、地元商人やアーティストと共にイベントを開催するなど、この1年で様々なアクションを展開してきた。「商業施設とはいえ、一つの商店街と同じ役割。市民として平塚を良くしたいと思うからこそ、地域交流を積極的に行ってきました」と振り返る。
○…大学卒業後の1996年、(株)ららぽーと(現三井不動産商業マネジメント)に入社した。千葉県船橋市の「ららぽーとTOKYO-BAY」を振り出しに、全国の三井アウトレットパークなどで施設運営を担当。昨年2月に平塚市に着任した。「海やお洒落なカフェもあって、街もきれい。全国各地を訪れてきましたが、初めて移住したいなと思いました」とほれ込んだ。日々の業務に追われながらも「スケートボードに乗ってビーチパークに向かったり、市内を散策したりするのが休日の楽しみ」と湘南ライフに浸る。
○…目下の目標は「ららぽーとを平塚の情報発信の場として、市内外の人々をつなげるハブ拠点にすること」。自治体の人口減少や衰退に歯止めをかけるためには、業種・分野を超えた相互連携が欠かせないとし、商店街との連携も視野に入れる。「施設にはない地域の魅力やサービスが、この街にはたくさんある。各方面と連携を進めながら情報発信を続け、平塚の活性化に貢献できればうれしいですね」
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3月29日