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足柄 政治

公開日:2017.12.16

条件付き住民投票 南足柄市議会
原案を可決
議員提案、採決は迷走

 南足柄市議会は13日の本会議で、小田原市との合併に向けた法定合併協議会を設置する際に事前に住民投票を実施する議員提案を賛成多数で可決した。6日の委員会審査で可決した修正案は否決された。

 条例の原案は石川貴久雄、保田建一郎両氏が提出者となり高木吉勝、高田三郎、滝本妙子、渡辺円一、石田久良、安藤進、和田洋一の7氏が賛成者に名を連ねたが、安藤氏が委員会と本会議で修正案を支持した。委員会では施行から150日以内に無条件で住民投票を実施する修正案が賛成多数で可決されていた。

 原案の提出者は法定協議会の設置前の実施とした理由に住民投票に要する約1千万円の費用への懸念などをあげていた。

 本会議で修正案に反対の立場から討論した高田三郎氏は「合併の賛否は市長選と議員選で問うべき」とし、修正案に賛成の立場で討論した星崎健次氏は「市長の判断だけではなく住民の声も聞くべき」と主張した。 加藤修平市長は12月1日の市議会一般質問で、2019年春に市長選を控えるなかでの住民投票実施には慎重な姿勢を示し、小田原市との合併を見送る方針を表明している。そのため条例施行により現状に変化が生じることは当面ない。

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