みどり青色申告会の会長を務める 平野 稔さん 桜台在住 67歳
法律や税で人を手伝う
○…個人事業主が加盟する納税者団体の青色申告会に入会して、今年で32年目。「会の支部長だった父について行ったことがきっかけで、青年部に入ったんです」。これまで支部長・副会長などを務めてきた。「入ってよかったと思える会になれば」との思いで、会員をサポートする事務局の職員育成に尽力。今年度から新会長として、さらに会を盛り立てていく。
○…栃木県生まれの東京育ち。20歳の時桜台に移り住む。「すべて父親の仕事の都合でね」。建物の登記や土地区画を行う土地家屋調査士だった父を、大学生から手伝ってきた。その影響から、27歳の時に資格を取得した。土地区画に関する相談は多種多様。「当事者たちがわだかまりなく納得できる道を見つけられた時は嬉しいですよ」。隣人との所有地の境界をはっきりさせる依頼では、住民同士の関係が悪くなってしまうこともある。「土地家屋調査士は法に関係する資格。法律を勉強し、お互いが分かり合える手伝いをしていきたいね」。その目は力強くも優しい。
○…趣味は30年以上続けている社交ダンス。ダンスは、「直接触れ合って相手を理解できる部分もある。体の会話だと思います」。その言葉通り、初対面の人とでも、一緒に踊ればすぐに友人になれるという。好きが高じて、ダンスパーティーの実行委員長も務めている。「競技ではなくて、気兼ねなく踊れるような、ダンスの楽しさを追求したパーティーにしたいですね」と声を弾ませる。
○…青色申告会の会員は異業種の集まり。「お互いの仕事の情報交換や刺激し合う場をつくり、これまで以上につながりを増やしたい」と新会長としての思いを話す。会員相互に協力できる関係づくりは、それぞれの事業の成長にもつながっていく。結果、「地域経済にも貢献できると思うんです」。会員を後押ししながら、地域が発展できる新しい可能性を探し続けていく。
|
<PR>
|
<PR>