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青葉区 人物風土記

公開日:2025.12.04

上映会開催100回目を迎える映画研究会「シネ・あおば」を立ち上げた
三輪 千加映さん
桜台在住 65歳

地域と人の”ハブ”になる

 ○…12月13日(土)に、記念すべき100回目の上映会を開催する映画研究会「シネ・あおば」。その発起人として、運営メンバーに名を連ねる。「開催は月に1回。誰でも参加可。ゆるくやってきたからこそ、10年間続けてこられたのだと思う」と感慨深げだ。

 ○…岡山県出身。小学生の頃、市川雷蔵主演の「眠狂四郎シリーズ」に熱中。『嵐が丘』『ベン・ハー』などの名作に触れ、「思えばあれが映画を観るという体験の原風景だったかも」と振り返る。大学では食品の粘弾性について研究。卒業後は化粧品会社、ファッション業界、マーケティングに関するシンクタンク、果ては独立開業なども経験し、さまざまな業界を渡り歩いてきた。

 ○…転機は40代半ば。知人の紹介で大学教授の助手を務めることに。そこで社会福祉士に関心を持ち、働きながら資格を取った。「もともと人のためになる仕事が好きだったみたい」。桜台へ移り住んだのもこの頃。介護サービス事業所に勤めたのち、さつきが丘地域ケアプラザの生活支援コーディネーターに。地域と人をつなげるにはどうしたらよいか試行錯誤し、2016年に映画研究会「シネ・あおば」を立ち上げた。「市内で150あるケアプラザでも、事業を立ち上げたのは当時、自分くらいだったのでは」とにこり。

 ○…山下達郎や竹内まりやのライブ鑑賞がライフワーク。夫がベースを務めるバンドでは動画撮影やグッズ販売もサポートする。「毎年『ファイナルライブ』と言うけれどホントの最後はいつになるやら」と苦笑い。今年はシネ・あおばの節目の年。本業の社会福祉士としても独立し、忙しさは増すばかりだが、「地域と人をつなげる”ハブ”のような場所を作れたら」と笑みを見せた。

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