第36回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会が8月25日から30日まで、東京辰巳国際水泳場(東京都江東区)で行われ、桜台在住の居相良介君(青葉台中3年)が「男子200mバタフライ」で昨年に続き優勝した。優勝タイムは2分0秒35。大会記録を0秒33更新し、新記録を樹立した。
JOCジュニアオリンピックカップ水泳競技大会は、18歳以下の選手が出場し、ジュニアの日本一を競う大会。居相君は「15歳〜16歳」クラスの「男子200mバタフライ」「同100mバタフライ」に出場。1、2学年上の選手を相手に得意の「200m」で優勝、「100m」でも決勝に残り8位の成績を収めた。
スランプ乗り越えV
華々しい大会結果とは裏腹に「(大会直前まで)しっかりと水をかいている感覚をつかめなかった」とスランプに陥っていた自身を振り返る居相君。
鍵となったのはJOC大会直前に行われた、第53回全国中学校水泳競技大会(全中)。「自己ベスト更新」を目標に掲げ、「200mバタフライ」「100mバタフライ」の2種目に挑んだ。結果は「200m」で優勝したものの自己ベスト更新はならず、「100m」では同世代相手に3位に終わった。「優勝は嬉しいけど、自己ベスト更新できなかったのは残念」。大会は満足できる結果ではなかった。
「かいても、かいても流れに乗れない」。次のJOC大会に向け練習をしないといけない数日間。全中の結果は、メンタル面で影響を及ぼしていた。
「こんな状態なら大会に出なくていい」。転機となったのは、所属する横浜サクラスイミング・堀越正之コーチの言葉だった。その言葉に居相君は「調子が良くても、悪くてもやるしかない」と気持ちを切り替えJOC大会に臨み、優勝と大会新をつかんだ。
五十嵐さんも優勝
JOC大会には、7月にスペインで行われた世界水泳選手権大会に出場した、五十嵐千尋さん(もみの木台在住・横浜サクラスイミング所属・日本大学藤沢高3年)も出場。「女子100m自由形」と「同800m自由形」で優勝している。
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