市ヶ尾中学校運営協議会 文部科学大臣表彰を受賞 優れた地域連携を評価
市ヶ尾中学校学校運営協議会が12月5日、『平成25年度優れた「地域による学校支援活動」推進にかかる文部科学大臣表彰』を受賞した。同協議会による、地域に開かれた学校づくりなどの活動が評価された。全国138の団体が受賞。区内団体の受賞は初めて。
同表彰は、学校運営協議会など、学校や家庭、地域が連携協力して、優れた学校作りを行った団体に贈られる。市ヶ尾中学校学校運営協議会は、市ヶ尾中学校の平川理恵校長が発起人となり、2011年に始まった。現在15人の委員で組織。同校教諭のほか、学区内の荏田西小学校(岡出啓子校長)、東市ヶ尾小学校(田村清司校長)の両校長、PTAの会長、下市ヶ尾や中市ヶ尾の町内会長らが所属している。
市ヶ尾の歴史形に
同協議会は取り組みの一つとして、『コミュニティカレンダー』を作成。生徒や地域住民に配布した。地域に親しみを持てるように作られたもので、市ヶ尾中、荏田西小、東市ヶ尾小の学校行事や、県指定史跡の市ヶ尾横穴墓群、市ヶ尾地区にゆかりがある歴史上の人物などを紹介している。中学校の月ごとの下校時刻も書かれており、地域住民による生徒たちの見守り活動にもつながっている。
また、住民から「生徒たちに街の歴史を知ってもらいたい」という声に応えて、街の歴史や文化、自然を詠んだ『コミュニティかるた』を美術の授業などに取り入れて作成。同校の3年生たちがかるたの挿絵を描いた。「地域の声がしっかり形になったのは嬉しいです」と下市ヶ尾町内会の柏村茂会長は話す。
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