横浜市都市整備局は、駅構内と隣接地にトイレのなかった「こどもの国駅」に、公衆トイレを新たに設置。4月1日から利用が開始されている。
これまで、同駅利用者は奈良山公園の公衆トイレや商業施設「sanwa」などのトイレを使用することが多かったという。しかし、同公園のトイレは駅から離れた位置にあり、不便だった。また、商業施設のトイレは駅利用者向けのものではないため、駅周辺では以前から、路面で用を足す人があとを絶たず、地域住民は困惑していた。
周辺自治会では2005年から市にトイレ設置を要望。市担当者は「これまでの要望と、近年の乗降客数の増加を踏まえてトイレ設置を決定した」と2年前に整備事業費を計上し、今回の設置に至った。
建物内には男性専用の便器と個室が各1カ所、女性専用の個室が1カ所設置されている。さらに、車椅子使用者やベビーカーと一緒でも中に入ることが可能な多目的トイレも1室、整備された。
防犯面で不安も
10年ほど前から市に対してトイレ設置を要望してきた、奈良町連合自治会の関根宏一会長は「念願のトイレができ、非常に喜んでいる。駅利用者も周辺住民も使えるので大変ありがたい」と話す一方、「こどもの国駅は無人駅なので終電後や深夜の防犯対策を考える必要がある」と安全面について今後、青葉警察署らと話を進めていく予定だ。
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