青葉区 スポーツ
公開日:2015.04.23
横浜デビルズJr.レスリング
諏訪間君 関東V
「全日」現役選手が指導
美しが丘西の「横浜デビルズ・ジュニアレスリングクラブ」に通う中学3年、諏訪間(すわま)新之亮(しんのすけ)君(14)が今年3月、群馬県で行われた「関東甲信越少年少女レスリング大会」中学生男子の部59kg級で4試合に勝ち、優勝した。
「今年の目標は全国大会で優勝すること。そのための第一歩になった」と今大会を振り返る。6月には全国中学生選手権があり、神奈川県からは県内クラブの推薦を受けた全国トップクラスの選手が出場する。全国中学生レスリング連盟の担当者は、出場候補の諏訪間君について「良い選手なので期待している」と話す。
教室は、同地区が本拠地のプロレス団体「全日本プロレス」(秋山潤代表)に所属するプロレスラー、諏訪間幸平さん(38)が代表を務める。もともと南区にあった教室だが、2013年から現在の場所へ。諏訪間君は8歳のころから通っている。教室の活動日は週1回。そのほか、土日は横須賀市の高校に足を運び、レスリング部で指導を受けている。「強い相手のタックルに入った後の対処が課題。小学生から全国優勝を目指してきたので、いい形で優勝したい」と語気を強める。
「いつか青葉区からレスリングのチャンピオンを誕生させたい」。諏訪間代表は、思いを口にする。教室に通うのは、横浜市や川崎市の小学生男女5人と中学生1人。全日本プロレスの選手で監督の青木篤志さん(37)らが指導にあたる。
最初の1時間でスクワットや受け身の練習など基礎体力を鍛えた後、技を磨く。練習場所にしているプロレスのリング上では、異なる年齢の子どもが交ざり、一緒に練習する。レスリング界は近年、五輪をはじめ国内外で日本人選手が活躍するようになり、競技者人口は増加傾向にあるという。「将来的にはプロレスか、五輪のレスリングか、どちらかで活躍する選手に育ってくれれば」。子どもたちの活躍を願い、地域密着クラブの挑戦は続く。
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