桐蔭学園高校ダンス部が、8月7日から10日まで神戸市で行われた第31回全日本高校・大学ダンスフェスティバルに出場し、神奈川県勢最高位となる特別賞を受賞した。
同大会は「ダンスの甲子園」と呼ばれる創作ダンス最高峰の舞台。創作コンクール部門には全国各地の予選を突破した88校が出場した。
同部は40校に絞られた予選を通過し、決選で特別賞(主題にふさわしい演出効果)を受賞。同大会で引退した部長の長坂望絵(もえ)さんは「来年、再来年につなげたいと練習に取り組んできた。特別賞は素直にうれしい」と喜びを口にする。
部員17人で考えた作品は「監視社会〜ユートピアなのか、それともディストピアなのか〜」。防犯カメラやGPSなど、日常にある監視システムが本当により良い社会に導いているのか、良かれと思ったことが人々の行動や思考を制限していないか。そんな疑問を約4分の踊りで表現した。
唯一の3年生として部を引っ張ってきた長坂さん。1年時に出場した同大会で舞台から照明を浴びながら見た景色が忘れられず、「この舞台に帰ってきたい。1年、2年にも味わってもらいたい」と後輩を鼓舞してきた。昨年は部員数が足りず、予選すら出場できないという逆境も乗り越え、見事特別賞を勝ち取った。
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