神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2018年11月15日 エリアトップへ

子ども主体の「街づくり」 たまプラで仕事体験企画

社会

公開:2018年11月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
企画者の藤好さん(左)と鈴木さん
企画者の藤好さん(左)と鈴木さん

 子どもと大人が対等な立場で仮想の街づくりを行う「チッチェーノ・チッタ」が、11月17日(土)にたまプラーザで初めて開催される。「地域から子どもたちへ生きた教育を」をテーマに、地元の女性2人が立ち上げた取り組みだ。

 イベントの中心を担うのは、荏子田在住で花屋を営む鈴木美由紀さんと、鴨志田町で地元の祭りやマーケットを開催してきた藤好つむぎさん。昨年11月、子どもが起業・就業を体験できるイベント「みらまち」があざみ野で行われ、出店者として参加したことがきっかけだ。子どもたちが「市民」として納税し、ハローワークで仕事を探すなど実際の社会の仕組みに沿って展開しており、「1回きりで終わるのはもったいないと思った」と鈴木さん。「もっと地域に密着し、地元企業や住民と絡めないか」と藤好さんも思いを深め、今年1月から開催に向けて話し合いを重ねてきた。「みらまち」の主催者からも協力を得て、イベントを引き継ぐ形で企画を組み立ててきたという。

 また、神奈川県と田園調布学園大学も「かながわ子ども合衆国」と題して仮想の街づくりを各地で実施しており、チッチェーノ・チッタも加盟団体の1つ。県内12カ所目の開催となる。

社会の仕組みを学ぶ

 チッチェーノ・チッタは「ちっちゃい人たちの街」を意味する造語。「大人が準備するのではなく、子どもが一緒に作っていくものにしたかった」と藤好さん。イベントでは、子どもはまず「市役所」で市民税を納付して市民になり、ハローワークで仕事を探す。仕事体験後は共通紙幣「チッタ」で給与が支払われ、税務署で所得税を納付すると街で買い物ができるという仕組みだ。子どもが経営者となり、予算立てや出店計画を行った「子ども出店」が6店舗あるほか、地元農家や商店など19団体が参加。マーケットとして出店し、仕事体験受け入れ先も兼ねる。市役所などの行政機関は高校生、大学生のボランティアが担当。就業前には職業訓練も行うという。「実際の街と同じで完成させるのがゴールではない。いつかこの街を支えていく子どもたちに、地域の一員として主体的に街づくりを担ってもらえたら」と鈴木さんは話す。

 チッチェーノ・チッタはさんかくBASE(美しが丘2の23の1、3)で開催。午前10時15分〜受付開始、午後4時閉場(最終受付2時45分)。仕事体験(有料)は120人で締め切るが、街への入場は自由で、商品の購入や各店のワークショップなどは随時可能。「皆の声で変わっていく街。ぜひ参加して、感じたことを教えてほしい」と藤好さんは話している。問合せは運営本部【メール】cicceno.citta@gmail.comへ。

青葉区版のトップニュース最新6

区制30周年祝い、運動会

少年野球連盟

区制30周年祝い、運動会

大会の開会式と合わせ企画

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

「世界で活躍」誓う

國學院大學平林清澄選手

「世界で活躍」誓う

大阪マラソン優勝祝賀会

4月11日

全員、目指すは「プロ」

桐蔭横浜大サッカー部

全員、目指すは「プロ」

初の新入生入部記者会見

4月11日

再整備に向け前進

藤が丘駅前地区

再整備に向け前進

基本計画まとまる

4月4日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月4日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook