横浜のブランド果実「浜なし」の収穫が最盛期を迎えている。長引く梅雨の影響が心配されたが、例年と比べ収穫時期に大きな変動はなく、味も良質な甘味に仕上がっているという。
市で認定された果樹生産者団体の統一ブランドとして名付けられた「浜なし」。市内各所で栽培されており、青葉区では田奈地区や中里地区を中心に出荷され、主にJAの直売所や軒先でのみ販売される。
今最盛期を迎えているのは、梨の「三水」と呼ばれるうちの一つ、「幸水」だ。幸水は日本の梨で最も栽培されている人気の品種で、果肉は柔らかく、多汁で甘みが強いことでも知られている。
奈良町で約5000平方メートルの敷地で浜なしを育てている三澤総合農場の三澤芳夫さんは「例年盆あたりにピークを迎える幸水。通常通り出荷できてほっとしている」と話す。一方で梨の開花など梅雨前までの工程が順調だった分、今年の梅雨の長さには参っていた様子。「とんでもなく珍しい雨の長さ。田んぼみたいに畑がぐちゃぐちゃになって大変だった」。それでも「日照時間の関係で梨の甘みが弱いのではと心配だったが、うまくできているよ」と笑顔を見せた。
幸水と同じ「三水」の人気品種の一つ、「豊水」の出荷は8月下旬〜9月中旬までを予定。三澤総合農場の浜なし全体の出荷量は例年通り15〜20トンほどを見込むという。
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