不要不急の外出自粛により青葉区の商店も来店者激減で大きな打撃を受けている。このピンチを乗り越えようと商店主らが力を合わせ、区内で出前やテイクアウトできる飲食店等の情報を集めたウェブサイトを作成。「地域に愛されるお店がなくならないように」と懸命な模索を続けている。 (4月13日起稿)
「ウイルスの感染拡大防止には区商連としても全面的に協力するが、お店を守る努力もしていかなければ」と苦しい胸の内を明かすのは青葉区商店街連合会の小松礼次郎会長。区内では休業を決断した店、新たにテイクアウトを始めて少しでも補填をめざす店など対応は様々だが、ある店主は「どの道を選んでも苦しい。正解がない中で各自が悩み、店を守るための決断をしていることを分かってほしい」と語る。
打開策の一つとして始まったのが、今回のウェブサイト作成。4月2日前後に青葉台やあざみ野でエリア別のサイトが立ち上がり、週末までに藤が丘や市が尾、たまプラーザ、奈良・鴨志田でもそれぞれ開始。SNSのフェイスブックでも情報提供が始まった。そして、それぞれをまとめた「テイクアウトと出前 青葉区!」(QRコード参照)が11日に立ち上がった。数日間で区内全体にまで広がった今回の動きに対し、青葉台エリアの立ち上げに尽力したエスニカの田原雅さんは、「事態が深刻になっていく中で何かしなければとできることから始めた。各エリアの協力がスムーズに進んだのは日ごろの連携のおかげ」と話す。
利用客の反響も好評だというが、テイクアウトだけで損失を補填しきることはできない。「厳しいのは飲食系だけではない。物販の通販やオンラインサービスなど、今後も何ができるか皆で考えていきたい」
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