もえぎ野小学校に通う坂野太絃(たいげん)君(10)=上写真=が9月24日・25日、オートパラダイス御殿場(静岡県)で行われたレーシングカートシリーズ「ロータックス・マックス・フェスティバル」に出場。8歳から11歳のマイクロ・マックスクラスで初優勝に輝き、日本代表として世界大会「グランドファイナル」への出場権を獲得した。坂野君の世界大会出場は2年連続2回目となる。
同フェスティバルは、世界統一規則で開催されている「ロータックス・マックス・チャレンジ」シリーズの最終戦。強豪選手が一堂に会し、日本一の座と世界大会の出場権をかけて競い合った。
坂野君は年間を通じてフェスティカサーキット瑞浪(みずなみ)、オートパラダイス御殿場、新東京サーキットの各シリーズに参戦してきた。フェスティカサーキット瑞浪シリーズでは全戦優勝し、シリーズチャンピオンも獲得。ランキング1位で同フェスティバルを迎えた。
実は出場1週間前、エンジンが壊れるハプニングが発生した。普段あまり緊張しないという坂野君だが、「練習中にエンジンが止まってしまい、普段とは違うアクセルの踏み方や出力の調整が難しく緊張した」と言う。だが、決勝ではスタートから飛び出して、逃げ切りのレースで見事初優勝に輝いた。坂野君は「去年は3位だったので、目指していた1位になれてうれしい。手応えもあった」と笑顔を見せた。メカニックを担当する父・陽一さん(43)は、「これまでで一番大きなトラブルだったが、なんとか1位を取ってくれて良かった」と喜んだ。
世界大会は11月19日から26日にかけてポルトガルで開催される。昨年は13位の成績だった。「ばんばん抜かして、ぶっちぎりのレースが楽しい。次こそは世界一を取りたい」と意気込んでいる。
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