水球チームKingfisher Jr,
初の全国で躍進誓う
狙うはベスト４

ジュニアチーム（A区分）の選手たち。日焼けした姿が頼もしい

　日本体育大学横浜・健志台キャンパス＝青葉区鴨志田町＝を拠点に練習している水球のクラブチーム「Ｋｉｎｇｆｉｓｈｅｒ（キングフィッシャー）74」。そのジュニアチームが８月22日から京都アクアリーナで行われる「第46回全国ＪＯＣジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会水球競技」に12歳以下のＡ区分で初出場する。ベスト４を目標に掲げ、練習を続けている。

　１チーム７人、水深２ｍ以上のプールでボールを回しながら相手ゴールを狙い、その得点を競う水球。小学生が対象となるＡ区分では１ピリオド４分間で、２ピリオドまたは４ピリオドでゲームを行う。ファウルなどがあると時計が止まるため、実際の試合時間は長くなり、また、常に巻き足をしながらプレーをしなければならないという過酷なスポーツだ。

　同チームは７月２日に都内で行われた関東ブロック予選会に出場。12チームが３つの予選リーグに別れて争い、リーグ１位で全国大会行きが決まるが、同チームは強豪の千葉水球クラブに敗れ、２勝１敗の２位に。各リーグの２位で残る１枠を争う代表決定リーグでは全勝し、チーム創立６年目で初めて全国大会の切符を手にした。

　今回出場を決めたＡ区分（小学生）は現在12人。ジュニアチームは中学生、高校生も一緒に週４日、練習を続けている。指導する津田広海監督は「攻守の切り替えが早く、得点が多いのが水球の魅力」と説明し、小学生には水球の楽しさとチームワークを重視して指導しているという。

トップチームは国内最強

　一方、トップチームのＫｉｎｇｆｉｓｈｅｒ74は現在、全日本選手権４連覇中、先日行われた世界水泳選手権の男子水球で日本代表を８人輩出するなど、国内では敵なしと言えるレベル。ジュニアチームは日本代表から指導を受けることもあり、子どもたちもより高いレベルを目指して練習を続けている。

　初出場を決め、全国大会に臨むキャプテンの高橋輝さん（榎が丘小学校６年）は「出場できてうれしい。全国大会ではベスト４に入りたい。自信はある」ときっぱり。１年生の時から水球を始め、「攻めて守って点を入れるのが楽しい」と笑う高橋さん。将来は日本代表を目指し、オリンピックで金メダルを取りたいと夢を語っていた。

　ジュニアチームはメンバーを募集中。詳細【URL】http://kingfisher74.net/