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青葉区 人物風土記

公開日:2024.01.01

横浜美術大学に通い、青葉区制30周年の記念ロゴマークを作成した
山口 凜々花さん
青葉区在住 20歳

心を動かすデザインを

 ○…青葉区に吹く「新しい風」を爽やかな青色で、賑やかなお祝いの雰囲気をカラフルな色で表現したデザインが、今年11月に迎える青葉区制30周年の記念ロゴマークに選ばれた。「凄く光栄なこと。学校の課題と並行して頑張った甲斐があった」と笑みがこぼれる。

 ○…「何をしていてもずっと頭の中でアイデアを考えていた」と制作したデザインは7つ。提出予定だった案は教授にも見せて修正していたというが、提出期限まで悩みに悩み、前日にふと浮かんだアイデアで作り直したという。結果的にその案が学内全体の公募から絞られた3案に入り、続いて行われた区の投票で最多の票数を集めた。

 ○…新潟県出身。中学はソフトテニス部、高校はラグビー部のマネージャーと体育会系で、美術をしっかり学んだことは一度もなかったという。幼少期から絵を描くことは好きだったが、「得意ではない」。それでも「未経験でも初歩的なことから教えてくれる横浜美術大学でデザインを学びたい」と一念発起。美術科教諭に懇願して部活の合間にジャージ姿で美術部員に混ざりデッサンを一から教わった。無事に合格して上京すると「都会で怖いイメージだったけど皆良い人ばかり。青葉区から出たくない」と笑う。

 ○…CM制作に興味があり、入学前から決めていたビジュアルコミュニケーションデザインコースに。イラストに苦手意識がある分、企画力で勝負する。「一人で考えると独りよがりのデザインになってしまう。とにかく人と話して行動する」。そうすることで、頭の中が整理され、アイデアが浮かんでくるという。授業で学んだ「人に伝わらなかったら意味がない」の言葉を大切に、将来は「人の心を動かすデザインを作りたい」。

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