「地域の課題をビジネスで解決する」をコンセプトにした起業支援施設「まちなかbizあおば」が創立10周年を迎え、6月1日に都筑区で記念パーティーを開催した。山中竹春横浜市長が祝辞を述べたほか、宇宙飛行士の山崎直子さんが講演を行うなど盛会だった。
まちなかbizあおばは、2014年6月1日に「NPO法人協同労働協会OICHI」(坂佐井雅一理事長)が、たまプラーザ駅前通り商店会に開設。18年から「一般社団法人 まちなかbizあおば」を設立し、2者でサービスを提供している。具体的には、バーチャルオフィスとレンタルスペース事業を展開。起業家のために開業住所を提供し、郵便物の管理なども行う。登録した会員同士が繋がりを持つためのビジネスコミュニティーも運営中だ。
また、青葉区役所地域振興課からの依頼を請け、23年からは起業入門セミナーなども実施している。起業を目指す人の増加に伴い、緑区と都筑区にも「まちbiz」を開業。現在の会員数は800社を超えている。
魅力ある未来に
10周年記念パーティーには会員をはじめ、山中市長、中島隆雄青葉区長、金融機関の関係者ら170人が来場した。
冒頭、挨拶に立った坂佐井理事長は「楽しく働く大人たちを増やしていくことが、その姿を見る子どもたちの生きがいに繋がると信じている。次の10年は、会員と子どもたちの接点を作る居場所になっていきたい」と宣言。山中市長も祝辞の中で「行政として起業を考えている人に寄り添い、何ができるかを考える。ともに地域課題の解決に取り組み、横浜市をさらに魅力ある街にしていきたい」と力強く語った。
その後は会員でもある宇宙飛行士・山崎直子さんの講演、まちbiz会員によるパフォーマンスの披露もあり、会場は大いに盛り上がった。
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