大場みすずが丘地区センターで8月、「対話型アート鑑賞講座」が初めて行われた。同地区センターで美術鑑賞の講座が開かれるのは初めてで小学生を対象に低学年と高学年に分けて実施された。
対話型アート鑑賞は、ニューヨーク近代美術館発のプログラム。先入観を持たず、知識に偏りすぎずに、対話しながら絵画を鑑賞することで、視覚的な情報を読み解く思考力や、言語化し伝えるためのコミュニケーション能力、人の意見を聞く傾聴力が培われるという。
講師は、(一社) 日本アート教育振興会認定の
指導者である今村久子さん(青葉区在住)が務めた。2枚のスペイン絵画を鑑賞した児童たちは思い思いに感想を話し、1人だと気づけない発見に「なるほど」「確かに」と互いの意見に同意するなど自由な意見が飛び交っていた。今村さんは「学校では正解を求められる授業も多い。絵画鑑賞は同じ作品でも人によって見る視点が異なる。自由な意見を話すことで発言力も身についていく」と話した。
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