横浜市長選挙(7月20日告示、8月3日投開票)は告示日が参議院議員選挙の投票日と重なる。これにより、告示日の選挙運動が一部制限されるため、市長選に立候補を予定する陣営から不満の声や懸念が出ている。
公職選挙法では、2つ以上の選挙が行われる場合、投票所が開いている時間帯は投票所を設けた場所の入口から300m以内の区域で行える選挙運動が制限される。この区域では▽個人演説会の開催▽街頭演説の実施▽選挙運動用自動車からの連呼行為――が禁止される。掲示板にポスターを貼ることは認められている。
市選管が6月27日に開催した市長選立候補予定者説明会では、告示日の選挙運動の注意点が説明された。その中で候補者側に制限区域を確認してもらう参考情報として、参院選の市内全投票所の位置を示した地図をウェブサイトで公開する方針を示した。しかし、説明会参加者からは「制限区域がわからない」「どこが制限区域なのかを示してほしい」といった要望が相次いだ。要望に対し、市選管は候補者側が実測するよう求めた。
ある参加者は「誰も300m以内の範囲を正確にわからず、『やった者勝ち』になるのでは」と懸念を示していた。
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