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青葉区 教育

公開日:2025.07.15

参院選 市立高校で模擬投票
市選管、主権者意識育む

  • 校舎内に設置された「投票所」で模擬投票を行う生徒

  • 記載台で投票先を記入する生徒

  • 投票箱も実際の選挙で使われるのと同じものを使用

 参議院議員選挙(7月20日投開票)を前に、市立横浜商業高校=南区南太田=で7月9日から11日まで、全生徒約800人を対象にした模擬投票が行われた。

 模擬投票は生徒自らの判断で主体的に投票できるよう、市選挙管理委員会が企画した。市選管は6月中旬に計8クラスで選挙の仕組みや選挙公報の見方などを解説する授業を実施。その上で3日間の投票期間を設け、校舎2階のラウンジに「投票所」を設置した。

 今回の参院選の比例代表選挙を題材とし、記入用の台や投票箱も実際の選挙で使われるのと同じものを用意。投票所のそばには選挙公報が見られるサイトにつながる二次元コードが掲示された。投票用紙を渡す係は、生徒による選挙管理委員会のメンバーが務めた。

「投票用紙を折っていいの?」

 投票時に「用紙は折った方がいいの」など、疑問点を口にする生徒もいた。投票した3年生の女子生徒は「選挙公報を見たり、ボートマッチ(質問に答えることで考えの近い政党・候補者を見つけられるサイト)をやってみて投票先を決めた」と話す一方で、「多くの政党が減税を主張していて、違いがわからなかった」とも語っていた。この生徒は18歳になっており、「参院選とその後の横浜市長選は必ず投票に行く」と述べた。

 同校の教諭は「選挙公報やインターネットで自分の考えにあった政党を探し、主体的に考えて模擬投票に参加する生徒が多かったのが印象的だった」とし、「選挙や投票に対する知識や関心を高めるだけではなく、選挙や民主主義の意義を主体的に考えられるようになってもらえれば」と生徒に期待した。

 開票は9月に行われ、その後、校内で結果が発表される予定。市選管は同様の模擬投票を7月10日に県立保土ケ谷支援学校高等部でも実施した。

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