青葉区 社会
公開日：2025.07.17
警察×消防×東急バス
救える命 一人でも多く
国際会議に向け合同訓練
青葉警察署（鎌田純署長）は７月10日、青葉消防署（宇多範泰署長）と東急バス（株）青葉台営業所（若林淳所長）と合同で、テロ対策訓練を行った＝写真。
訓練は、バス運行中に不審者２人が刃物で乗客を切りつけ、車内に放火するバス乗っ取りの発生を想定し、同営業所敷地内で実施された。運転手の連絡を受けた同営業所が警察と消防に通報。バスを停車させ、通行人を人質に取っていた不審者を、駆け付けた警察官が取り押さえ連行した。続いて到着した消防隊が、負傷者の救助と車両の消火に当たった。
同訓練は、８月に横浜市で開催される「第９回アフリカ開発会議（ＴＩＣＡＤ９）」に向けたもの。緊急時の各所の役割や連携の把握が行われた。青葉警察署の内ケ崎俊幸警備課長は、「テロは一度に多くの命を奪うもの。起こらないに越したことはないが、万一の時、一人でも多くの命を救えるように努めたい」と話し、「訓練を通して関係機関との連携を強化すると共に、とっさの決断力、判断力を養えれば」と期待を寄せた。
訓練後、同営業所の所員を対象に、青葉消防署によるＡＥＤを用いた救急救命講習も行われた。
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